十勝演劇ゼミナールにて講師依頼をいただいたので
よしこ嬢、ゆい嬢と共に十勝入り。
十勝地域の全高校演劇部員100名と
2日間16時間のワークショップ合宿だぜ!
十勝の高校生とのWSも今年で三回目。
前回は、千年王國の公演と絡めて
ゲネを見てもらっての質疑応答、バックッステージツアー、
同じ「イざナキとイザナミ」の題材を使って作品創作と濃厚コースでしたが
今年は「戯曲コース」「俳優コース」の超濃厚二本立て。
戯曲コースはばんちょう担当。
みんなの赤裸々なプライベートを色々聞いちゃう。
頭が!もう!壊れそう!とうめき声が聞こえるほどスパルタ。
初日終わって名作戯曲20冊をどーーんと置いて「興味があるの読んでこーーい」
という宿題も全員クリアしてきたよ。
チェーホフとかシェイクスピアとかアーサー・ミラーとか三島由紀夫とかサム・シェパードとかだったのにすごいよ。ぼく高校生のころそんなの読んでないよ。だた、「分けわかんないんだけど、今まで体験したこともない、すっげえものが世の中にある」というものに触れるだけで、人は考えながら勝手にものを作り始めるんじゃないだろうか。僕の場合はそうだったよと宿題20冊を積みあげる。
よしこ嬢とゆい嬢も80名のやんちゃくれと格闘。
舞台に立つという基本を、自分たちがどんな風に獲得していったか。
思い出しながら組み立てながら、自分自身の創作も問われるね。
5年前、初めて十勝でWSさせていただいた時に教えた事が
伝統になって1年生に引き継がれている姿を見て、はっとする。
ぼくらなんと責任重大なんだろう。
真剣に、真剣に
様々な人々と人まみれにまみれながら
自分がこの世でもっとも輝けるものを
つくればいいつくればいい。
そういう「創作」する人生に
踏み出す人々を見て心また新しくなりました。
僕らも最高に素敵な時間をいただきました。
みなさままことにありがとう。
またおあいしましょうね。